昔、お笑いも真剣に目指そうとしていた私が、
ワイン1本開けてM-1を見たあとに書きなぐった文章です。
パンクブーブーおめでとうございます。
面白かったです。
一つ一つが確実に面白かった。
苦渋が確実な実となって、体に宿っていると思います。
無鉄砲なのにある安定感。
個人的にはナイツとか笑い飯を応援していましたけれど。
いやー、パンクブーブー面白かったですよ。
NON STYLEも勢いがあった。
ナイツは前に言ったボケを頭の中で反芻しながら
次の笑いを載せるという後味の楽しさがあり、
笑い飯は、不可解な笑いから、これは面白いのか
くだらないのか、そういう不思議なワールドに一体感を
持てるという舞台ならではの面白さを4分で作れる凄みがある
NON STYLEやパンクブーブーは本当に素直な
1:1の面白さがある。一つ一つのボケに対して、
一つの笑い。本当に素直な面白さ。
例えば、素直に美味しいという食材、料理と、
かめば噛むほど味が出るものとの対決は優劣つきにくいですが
それはそれ、やはり舞台で、あのステージという尺や枠内で
いかにたくさんの笑いをとれたかというところが大事。
笑い飯や東京ダイナマイトは、後味の楽しみがありすぎる。
深夜の味だ。最後のチンポジなんてまさにそれ。
なんで毎回決勝でそういうネタをするのか。
それは彼らが、そういう笑いが主砲であるんだろう。
やりたい事を一番評価される場に出すフロンティア精神。
でもそれはある意味、自分の笑いのスタイルに対する
エゴかもしれない。
観客、審査員にこびない。変えてこない笑い飯は、確信犯だ。
それが良さであり、売れない理由だ。
周りの使い勝手はよくない。
だから、支持したい。ラーメンズ同様。
ハライチはこれから、期待します。
君らの闊達は、我々にしっかりドキドキを与えてくれています。
今日は、緊張が過ぎた。
アドリブの面白さの設定を皆がしっているわけではない。
それを知名度で作るか、それに甘えない笑いを作れば、
未来のM-1チャンピオンは間違いない。
今回、改めて思ったのは、レッドカーペットを主体とする
番組が芸人の芸を育てず芽を摘んでしまっていること。
当然若い芽を売って飯を食うということは大切なところ
かもしれない。ただ、芸が受け入れられるものから、
TV的にあウケる芸にフォーカスされてしまう。
ラーメンズなど、スルメ系の芸人がTV番組から
離れていくのはこれでだろう。
間を作れないから。ショットガン的、マシンガン的な
笑いしか、今の番組は使えない。
これは笑いの芸でいうとストライクゾーンが狭い。
どちらかというと、宴会一発芸だ。
もっと寄席やお笑いライブに足を運ぼう。
番組の制作費がないなら、花王名人劇場的な番組を
もっとやってもいいじゃないか。
人を育てる土壌にお金をおとそう。だって好きな分野なんだから。
そして、もっと15分なんかのじっくりとした時間で
笑いを噛み締めよう。単純な「おっぺけぺー」というような逆で
笑うのはそこそこに。
笑われる芸人を増やすのではなく、笑わせてくれる芸人を育てるのは
我々であり、今はマスコミだ。
もう笑われる芸で小金をもらって、小さくまとまって3年後には
名前も忘れられるなんて悲しい。
人を育てていこう。
芸を育てていこう。
それはお客さんの責任でもあり、楽しみでもある。